東京ミッドタウン デザインタッチ 2024

 東京ミッドタウンは2024年10月11日(金)から11月4日(月・振休)までの期間、秋のデザインイベント「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2024(東京ミッドタウン デザインタッチ)を開催いたします。
 このイベントは“デザインを五感で楽しむ”をコンセプトに17回目の開催を迎えます。

「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2024」

▲左:「DESIGN TOUCH 2024」キービジュアル、右上:リレキの丘(イメージ)、右下:都市の共動態(イメージ)

 今年のテーマは「つむぐデザイン-Weaving the Future-」。持続可能な社会に向けて、人々をとりまく環境では、テクノロジーやシステムなど、さまざまな変化が起きています。
 よりよい社会を創るためには、その変化を人々が意識するとともに、ポジティブに受け入れることの大切さが認識されています。
 本イベントでは、さまざまなものをより合わせ、新しいカタチ、コトを生みだす、未来への変化と人の心をつむぐデザインの力を体感していただけます。

「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2024」

 三つのリングがずれながらつながることでできた木の地形のインスタレーションが芝生広場に登場。三次元的な曲面は、子供、大人問わず様々な遊びの感覚を呼び起こします。土日や祝日には木の表面に来場者の行為を表現したシールを貼ることで、その場の履歴として残るとともに色彩を帯びていきます。空間を活かした1日限定のパフォーマンスも開催され、集う人々の行動がつむがれることで、新しい景色が生まれていきます。

「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2024」

▲リレキの丘(イメージ)

  • 【タイトル】リレキの丘
  • 【期  間】10月11日(金)~11月4日(月・振休)
  • 【時  間】11:00~19:00(予定) ※雨天中止
  • 【場  所】芝生広場
「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2024」

©Taro Hirano

建築家・クマタイチ

建築家。TAILAND主宰。
 1985年東京都生まれ。ニューヨークの設計事務所勤務を経て、2020年から東京を拠点に活動し、設計とシェアハウスなどの運営を行うTAILANDを始動。「隈研吾建築都市設計事務所」のパートナーも務める。代表作に「SAZAE」「SHAREtenjincho」「Weaving Carbon Fiber Pavilion」など。
 2024年10月には初のホテル「SHORTsuido」を文京区水道にオープン予定。
https://taichikuma.jp/

~クリエイターメッセージ~
 多様な解釈の可能性を持った、木でできた地面。街中のグラフィティ、神社の木に結ばれたおみくじ、橋につけられた南京錠、犬のマーキング。公共の場に残された個人の足跡。その足跡をヒントに次の行為が生まれてくる。3つのリングで構成された曲面が、多様な行為と人の混ざり合いをつくり、芝生広場に新しい視点を提供する。

「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2024」

 土日祝日限定で来場された方に「リレキシール」を配布します。来場者が行った行為を表現したシールを「リレキの丘」の表面に残していくことで、模様のようにカラフルに丘を彩っていき、会期中の景色を変化させます。

  • 【期  間】10月12日(土)~11月4日(月・振休)の土日祝
  • 【時  間】11:00~ ※雨天中止
  • 【料  金】無料(先着順) ※予定枚数が無くなり次第終了
  • 【リレキシールデザイン】平野篤史・赤間冴江子 (AFFORDANCE)
「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2024」

©Takehiro Goto

 幅広いジャンルで活躍する音楽家・アーティストの蓮沼執太氏を迎え、10月20日(日)に「リレキの丘」で1日限りのライブセッションを開催します。

蓮沼執太
 蓮沼執太フィルを組織して、国内外での音楽公演をはじめ、多数の音楽制作を行う。また「作曲」という手法を応用し物質的な表現を用いて、彫刻、映像、インスタレーション、パフォーマンスなどを制作する。

  • 【日  程】10月20日(日)
  • 【時  間】15:00~16:00(予定) ※雨天中止
  • 【料  金】無料
  • 【出  演】蓮沼執太 他
  • 【場  所】芝生広場
  • 【参加方法】自由観覧(申込不要)
    ※混雑状況により観覧しづらい場合がございます。
「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2024」

▲イメージ

 今年の「青森ねぶた祭」終了後に廃棄される、ねぶたの和紙を使ったアップサイクルのキャンドルホルダーを作ります。光を灯すと、美しいねぶたの模様が浮かび上がります。できあがった作品は、ワークショップ終了後に芝生広場に持っていき灯します。
※作品はお持ち帰りいただけます。

  • 【期  間】10月12日(土)~10月14日(月・祝)
  • 【時  間】15:30~16:30(予定) ※各日20名
  • 【場  所】ミッドタウン・カンファレンス(ミッドタウン・タワー4階)
  • 【対象年齢】5歳以上 ※小学生以下は保護者同伴
  • 【料  金】2,000円(税込) ※現金のみ
  • 【予  約】Creemaサイトより事前予約 ※9月13日(金)より受付開始(予定)
    https://event.lp.creema.jp/workshop/midtown

 ミッドタウン・ガーデンの微地形を3Dスキャンし、そのデータを基にコンクリートキャンバスでデザインされたプリミティブなオブジェ群が現れます。普段は何もない場所に出現したオブジェに、人々はどう反応するのでしょうか。立ち止まる、観察する、写真に撮る、さわる、座る、寝る…都市空間は便利な環境が当たり前となり、人々の意識や身体は受動的になりつつあります。日常で意識することのない都市の潜在的な情報を可視化、立体化することで、人々のさまざまな感性や行動を刺激して、あらためて自身が住む環境での過ごし方を発見する機会を創出します。

「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2024」

▲都市の共動態(イメージ)

  • 【タイトル】都市の共動態
  • 【期  間】10月11日(金)~11月4日(月・振休)
  • 【時  間】11:00~19:00(予定) ※雨天中止
  • 【場  所】ミッドタウン・ガーデン
「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2024」

建築家・津川恵理(ALTEMY)

 2018-19年:文化庁新進芸術家海外研修員としてDiller Scofidio+Renfro(NY)に勤務。2019年:神戸市「さんきたアモーレ広場」デザインコンペにて最優秀賞受賞をきっかけに帰国し、建築デザインスタジオ「ALTEMY」を設立。
 国土交通省都市景観大賞特別賞、土木学会デザイン賞優秀賞、日本空間デザイン賞、グッドデザイン賞など受賞。

~クリエイターメッセージ~
 私たちの考える最近の-持続可能な社会-に対する応答は、「人間」が都市に対してどう再発見し、創造性を働かせることが可能か、そのきっかけをつくることにあります。環境を変えるのではなく、人間をリデザインする。その一歩目となっていくような、身の回りの環境を自ら構築し、主体的に育めるデザインを目指しています。

 「DESIGN TOUCH 2024」の参加クリエイターをはじめ、デザイナー、建築家、キュレーター、編集者らによるトークセッションを開催します。一流クリエイターの思考や最新のデザイン潮流などを学べる機会を提供します。

「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2024」

▲(上段)左からクマタイチ氏、津川恵理氏、中村拓志氏、永山祐子氏 (下段)左から田川欣哉氏、細尾真孝氏、木田隆子氏、永井一史氏

  • 【期  間】10月24日(木)~10月27日(日) ※全4日間
  • 【時  間】後日、WEBサイトにて詳細掲載予定
  • 【場  所】インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(ミッドタウン・タワー5階)
  • 【料  金】無料
  • 【申  込Peatixより事前申込制 ※申込受付:9月20日(金)開始(予定)
    https://tokyomidtown.peatix.com/
  • 【講演者】クマタイチ氏、津川恵理氏、中村拓志氏、永山祐子氏、田川欣哉氏、細尾真孝氏、木田隆子氏、永井一史氏 他(予定)

 『六本木、旅する美術教室』は、六本木エリアで開催中の展覧会やイベントを会場に、普段クリエイターがどんな視点で展覧会やアート作品を鑑賞しているかをのぞいてみる企画です。今回はDESIGN TOUCH 2024をデザインジャーナリスト・土田貴宏氏の案内で、建築家・津川恵理氏と一緒にめぐります。 

「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2024」

▲(左)津川恵理氏 (右)土田貴宏氏

  • 【期  間】10月19日(土)
  • 【時  間】14:00~15:00(予定)
  • 【申  込Peatixより事前申込制 ※詳細は六本木未来会議公式サイトに掲載
    https://6mirai.tokyo-midtown.com/event/pjt15_15_ev/
  • 【案内人】ク土田貴宏(デザインジャーナリスト)
  • 【クリエイター】津川恵理(建築家・ALTEMY代表)

 「DESIGN TOUCH」「DESIGNART TOKYO」が共同で企画する1日限定のPUBが登場。グラフィック、建築、ファッション、プロダクト、インテリア、アート、メディア、ビジネスなど様々な分野で活躍する約20人がコネクターとして参加して、集う人々が交流する時間をつくります。

「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2024」

Photo by Nacása & Partners  ▲イメージ

  • 【期  間】10月18日(金)
  • 【時  間】19:00~24:00(予定) ※23:00最終受付
  • 【場  所】プラザ1F Le Pain Quotidien
  • 【料  金】2,000円(税込) ※ドリンク付き
  • 【参 加 方 法9月27日(金) WEBサイトにて詳細掲載予定

 東京ミッドタウンが才能あるデザイナーやアーティストとの出会い、支援、コラボレーションを目指し、デザインコンペとアートコンペの2部門で開催する「TOKYO MIDTOWN AWARD」は今年で17回目となります。
 デザイン・アートコンペへの応募総数計1,767点から選出された計16作品を発表・展示します。各賞の発表は、10月10日(木)の授賞式にて行います。また、展示期間中は、来場者の一般人気投票を実施し、「東京ミッドタウン・オーディエンス賞」を決定。結果は11月下旬に「TOKYO MIDTOWN AWARD」公式サイトにて発表します。

「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2024」

▲(左)昨年の展示の様子、(右)昨年のオーディエンス賞の様子

  • ■審査員(※敬称略)
    【デザインコンペ】倉本 仁、篠原ともえ、菅野 薫、中村拓志、山田 遊
    【アートコンペ】金澤 韻、永山祐子、林 寿美、ヤノベケンジ、脇田 玲
  • ■受賞結果発表【授賞式】
    10月10日(木) 16:00~17:30(予定)。公式X(旧Twitter)にてライブ配信(予定)。
    ※審査結果は公式サイトでも発表します。
    アワード公式サイト:https://www.tokyo-midtown.com/jp/award/
  • ■受賞作品展示
    【期  間】10月10日(木)~11月10日(日)
    ※展示期間中、一般人気投票を実施し、「東京ミッドタウン・オーディエンス賞」を選出します。投票にご参加いただいた方には、プラザインフォメーションカウンターにてオリジナルステッカーをプレゼント(数量限定)。
    【場  所】プラザB1 メトロアベニュー

 ビジュアルデザインスタジオWOWが、創造的な思考を誘発する情報の視覚化をコンセプトに作品制作を行っているデータデザインプロジェクト「InForms(インフォームズ)」。来場者が世界の人口やレアメタル産出量などを基に制作された作品(データ)を「鑑賞」し、そこから得た気付きを周囲と共有することで、理解を深め新たな視点を得る体験と、新しいデータデザインの可能性を提案します。作品展示を通してつむいだ糸が、今の世界の姿や、その先の生活や社会を考えるきっかけとなり、見た人の創造性と絡み合うことで、未来を切り開く新たな視点や思考が織りなされることを期待します。

「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2024」

▲イメージ

  • 【期  間】10月11日(金)~11月4日(月・振休)
  • 【時  間】11:00~20:00(予定)
  • 【場  所】プラザB1 メトロアベニュー

【WOW】
 人々の心に躍動を生み出す——WOWは、このミッションに2つのアプローチで挑んでいる。1つはクリエイティブコレクティブとして、個性溢れるクリエイターたちが独自のテーマや表現方法を探求し、作品づくりを行っている。もう1つは、ビジュアルデザインスタジオとして、知性と感性のダイアローグをクライアントと重ね、映像・インスタレーション・UI/UXなど、最適化や効率の追求からは生まれてこない豊かな表現として共に紡ぎ出している。
https://www.w0w.co.jp/

 「TOKYO CREATIVE SALON 2024」赤坂エリアの赤坂サカス広場でデザインオフィス nendoが行ったインスタレーション「ヤワラカサカ」。今回、「ヤワラカサカ」で使用した素材をアップサイクルし、家具へと生まれ変わらせました。赤坂サカス広場では赤坂の由来や起伏に富んだ地形を、赤いクッションが編み込まれたオブジェで表現。「柔らか」「赤」「坂」の三つの要素から名付けられた空間は、昼間はくつろいだり上ったりして楽しめる遊具になり、夜は照明の灯る心地よい交流の場になりました。東京ミッドタウンでは人と人を結び合わせたクッションを、結び直して家具へとアップサイクルすることで、多様な価値観を「結ぶ」ような存在となることを願いました。

「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2024」

▲イメージ

  • 【期  間】10月11日(金)~11月4日(月・振休)
  • 【時  間】11:00~20:00
  • 【場  所】ガレリア 3F IDÉE SHOP/IDÉE CAFÉ PARC前

【nendo】
 2002年に設立されたデザインオフィス(代表 佐藤オオキ)。東京とミラノに拠点を持ち、建築、インテリア、プロダクト、グラフィックと多岐に渡るデザインを手掛け、世界的なデザイン賞の数々を受賞。主要な作品は、ニューヨーク近代美術館(米)、ポンピドゥーセンター(仏)、V&A(英)など、世界中の美術館に収蔵されている。TOKYO2020の聖火台デザインを担当。現在は今年運行を開始するフランス高速鉄道TGV新型車両のデザインに取り組むほか、2025年開催予定の大阪・関西万博日本政府館総合プロデューサー / 総合デザイナーを務める。
https://www.nendo.jp

「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2024」

 世界屈指のミックスカルチャー都市、東京を舞台に、世界中からインテリア、アート、ファッション、テクノロジーなど多彩なジャンルをリードする才能が集結し、都内各所で展示を行うDESIGNART TOKYO。東京ミッドタウンでは、今回のテーマ「つむぐデザイン-Weaving the Future-」に寄り添う3組のクリエイターが作品を展示します。

  • 【期    間】10月11日(金)~11月4日(月・振休)
    ※DESIGNART TOKYO 2024本会期:10月18日(金)~10月27日(日)
  • 【時    間】11:00~20:00
  • 【場    所】ガレリア2F Aēsop前、Iucien pellat-finet前/横
  • 【クリエイター】AAAQ、竹下早紀、若田勇輔

その他DESIGN TOUCH 2024に関する詳細はHPをご確認ください。
※各コンテンツの掲載情報は予告なく変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※最新情報はオフィシャルサイトをご確認ください。なお、状況により予告なく開催時間が変更・中止となる場合がございます。予めご了承ください。