富士フイルム・グリーンファンド 40周年企画 

 富士フイルムは 1984 年の創立 50 周年を機に、新たな分野で社会に貢献したいと考え、創業以来一貫して大切に守って来た、きれいな水・空気・緑などの「自然保護」を対象に 10 億円の資金を拠出し、1983 年に「富士フイルム・グリーンファンド」を設立しました。
 「富士フイルム・グリーンファンド」は民間企業による、自然保護をテーマとした日本初の公益信託で、「自然環境の保全、育成」に関する活動や研究に対して数多くの助成や支援を行っています。
 その活動の一環として、小中高生を対象に身近な自然を観察するルートを「自然観察路」として絵地図と文章で表現した作品を募集し、審査・表彰しています。今回、富士フイルム・グリーンファンド40周年と、富士フイルムホールディングス90周年を記念して、本コンクールの過去10年間の優秀作品を展示いたします。

・地域の身近な自然の魅力を、小・中・高校生の視点で絵地図と文章で表現した個性的な作品を展示します。
・子供たちが自らの足で歩くことで、身近な自然と接し見て感じて調べたことを絵や文章で表現しているため、現代の子供たちの自然への思い、感じていることを垣間見ることができます。
・日頃、大人が見過ごしがちな自然を、子どもたちなりの視点で見つけて地図にし、文章で表現した作品を通じて、大人にとっても、生き物のつながりや人とのかかわりなどを考えるきっかけとなり、自然を愛し大切にする心を育むことにつながります。

 公益信託 富士フイルム・グリーンファンドの40周年と、富士フイルムホールディングスの90周年を記念し、「わたしの自然観察路コンクール」の入賞作品を展示いたします。
 「私の自然観察路コンクール」は、富士フイルム・グリーンファンドと、公益社団法人 日本環境教育フォーラムが主催し、小中高校生を対象に毎年実施しているものです。

自然観察路とは
 身近な動物や植物などとふれあい、自然を観察することを通じて自然のしくみを理解し、自然の大切さに気づき、学ぶことが歩きながらできる道のことです。
 1950年代にアメリカで「ネイチャートレイル」として生まれ、日本では1960年代から国立公園、国定公園などで歩道の整備や看板が設置されてきました。

 「わたしの自然観察路コンクール」では、みなさんが住む町・かかわりのある地域の身近な自然の魅力をポイントにまとめ、観察ルートを設定して、絵地図と文章で表現したものを「自然観察路」として審査・表彰しています。
 本展を通じて、近年関心が高まっている SDGs*やネイチャーポジティブ(自然を守って回復させる)のために、何ができるかを考えるきっかけにしていただければ幸いです。

SDGs(エスディージーズ)Sustainable(サスティナブル) Development(ディベロップメント) Goals(ゴールズ))とは、2015年に国連総会で採択された、2030年までに国際社会が社会課題として取り組むべき「持続可能な開発目標」です。貧困、不平等・不正義の是正、健康、教育、働きがい、気候・環境など17の目標と169のターゲットが定められています。

 富士フイルム・グリーンファンドは、本コンクールを学校教育や家庭教育を補う    ”学びの場”と位置づけています。自然観察や考察を通して子どもたちの自然を大切に思う心を醸成し、作品づくりを通して表現力を身に付ける取り組みは、目標4「質の高い教育をみんなに」に貢献しています。また、目標13「気候変動に具体的な対策を」、目標14「海の豊かさを守ろう」、目標15「陸の豊かさも守ろう」に掲げられた取り組みは、本展に通じるものです。自然環境に関する展示を通じて、SDGsについて考えるきっかけになれば幸いです。


写真展名富士フイルム・グリーンファンド 40周年企画「わたしの自然観察路コンクール」受賞作品展
開催期間2024年3月8日(金)-3月28日(木)
10:00–19:00(最終日は16:00まで、入館は終了10分前まで)  会期中無休
※ 写真展はやむを得ず、中止・変更させていただく場合がございます。
ウェブサイト・電話でご確認ください。
会  場フジフイルム スクエア内、富士フイルムフォトサロン 東京 ミニギャラリー
〒 107-0052 東京都港区赤坂9丁目7番3号(東京ミッドタウン・ウエスト)
TEL  03-6271-3350  URL  https://fujifilmsquare.jp/
※ 写真展情報は、開催日の前月から 富士フイルムウェブサイトにて、ご案内しています。
入館料 無料   ※ 企業メセナとして実施しており、より多くの方に楽しんでいただくために入館無料にしております。
作品点数:半切・四切サイズ等、カラー、約40点(予定)
・受賞作品(絵地図・作文)をデータ化した作品。事業紹介パネル等。
・展示作品は、描写性の高い富士フイルム製品「銀写真プリント」を使用。