東京ミッドタウン「兵庫-HYOGO- Nipponと暮らす」

 風土と文化が紡ぐ、伝統息づく兵庫の手仕事
 旅の醍醐味のひとつに、訪れた先の工芸品との出会いがあります。兵庫でも、多彩な工芸品が人々の暮らしを彩ってきました。
 日本六古窯の一つに数えられる「丹波立杭焼」、他に類を見ない圧倒的な白さを誇る「出石焼」、日本三大緞通の一つ「赤穂緞通」、甲冑鍛冶の技術を生かした「明珍火箸」などの品々は暮らしの芸術ともいえる逸品です。
 磨き抜かれた匠の技から生み出される兵庫の工芸品と出会う小旅行へ。
 「THE COVER NIPPON」で素敵な出会いをお楽しみください。

 2025年開催の大阪・関西万博を見据え、上質かつ本物志向の「HYOGOブランド」の確立をめざし、首都圏在住の本物の文化・体験などを好む層をターゲットに、「観光×特産品」のプロモーションを7月1日から開催しています。
 日本各地の風土や風習と、現代のつくり手の想いが込められた衣食住の品々を紹介する「THE COVER NIPPON」と兵庫の工芸品がコラボレーション。

  • 会  場:THE COVER NIPPON
               (東京都港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウン ガレリア 3F)
  • 期  間:令和6年7月1日(月)~9月30日(月)
  • 営業時間:11:00~20:00(年中無休 ※年末年始を除く)
  • 商  品:兵庫県の工芸品等 約120商品
  • アクセス:東京メトロ日比谷線・都営大江戸線「六本木駅」直結
東京ミッドタウン「兵庫-HYOGO- Nipponと暮らす」期間限定で開催
東京ミッドタウン「兵庫-HYOGO- Nipponと暮らす」期間限定で開催

■丹波立杭焼
 瀬戸、常滑、信楽、備前、越前と並んで日本六古窯の一つに数えられ、その起源は平安時代末期までさかのぼります。日本では珍しい「登窯」(蛇窯)と呼ばれる窯で焼かれ、素朴さを感じさせる日用雑器を中心に、高い人気を誇っています。

東京ミッドタウン「兵庫-HYOGO- Nipponと暮らす」期間限定で開催

■出石焼
 出石焼の創始は古く、垂仁天皇の時代といわれていますが、磁器として出石焼が焼かれたのは江戸時代に入ってからです。絹の肌を思わせる「白磁」出石焼は、清楚な風情をもち、優雅で気品にあふれ、その彫刻も素地の白を一層引き立たせています。

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■赤穂段通
 児島なかが、嘉永2年(1849年)に創始した赤穂緞通は、鍋島緞通(佐賀県)、堺緞通(大阪府)と並び日本三大緞通と呼ばれ、紋様が非常に際だっていることが大きな特徴で、明治から大正にかけて隆盛を誇りました。昭和期には一旦途絶えましたが、平成に復活し「赤穂緞通を伝承する会」、「赤穂緞通生産者の会」と共に技術の保存及び伝承に取り組んでいます。

東京ミッドタウン「兵庫-HYOGO- Nipponと暮らす」期間限定で開催

■明珍火箸
 明珍火箸は、平安末期より甲冑師の流れを汲む明珍家が、明治時代に甲冑鍛冶の技術を生かして火箸を制作したのが始まり。火箸の触れ合ったときは、綺麗な音色が生まれ、澄んだ余韻が響き渡ります。炭を掴む実用の火箸の需要が減った現在は、その音色を生かした4本組の火箸風鈴やドアチャイム火箸を制作しています。また、楽器としても幅広く使用されています。